2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
三室戸寺本堂 西国三十三所の第十番札所は、明星山みょうじょうざん三室戸寺みむろとじです。古くは御室戸寺と書いたこともあり、西国三十三所観音巡礼の結願けちがんのお寺とされた時代もあったようです。今では平等院鳳凰堂の勢いに押されて影が薄くなって…
興福寺 南円堂 西国三十三所の第九番札所は、興福寺こうふくじ南円堂なんえんどうです。他の札所と異なり、山号はありません。観音霊場としては興福寺全体ではなく、興福寺の一角にある南円堂が霊場となります。ただ、本稿では興福寺全体についてもご説明し…
法起院山門 西国三十三所の番外札所の一ヶ寺目は、法起院です。西国三十三所札所会のホームページでは番外札所についてとくに説明がありませんが、札所会推薦の納経帳にはあらかじめ番外札所のページが設けられています。いつごろから番外札所とされたのかは…
長谷寺本堂遠景 西国三十三所の第八番札所は、豊山ぶざん長谷寺はせでらです。古来この地域は泊瀬や初瀬とも書かれ、『源氏物語』など多くの文学作品にも登場します*1。関東の人にとっては鎌倉の長谷寺の方が知られているかもしれませんが、鎌倉の長谷寺より…
岡寺本堂 西国三十三所の第七番札所は、東光山とうこうさん岡寺おかでらです。正式な寺号は龍蓋寺りゅうがいじというそうですが、古くから飛鳥の地を東より望む岡にあるお寺、ということで岡寺と呼ばれてきました。西国三十三所札所会ホームページでも、岡寺…
大涅槃像と大観音像 西国三十三所の第六番札所は、壺阪山つぼさかさん南法華寺みなみほっけじ、通称壷阪寺つぼさかでらです。「壺」の字は、「壺」と「壷」の二種類ありますが、同じ漢字ですので神経質になる必要はありません。お寺では、「壷」の字を使って…
葛井寺本堂 西国三十三所の第五番札所は、紫雲山しうんざん葛井寺ふじいでらです。第四番札所の施福寺せふくじとは打って変わり、平地のど真ん中にあるのがこのお寺です。近鉄の藤井寺駅もすぐ近くにあり、アクセスに関しては抜群で、それだけに近所の方々か…
大阪市立美術館ロビー 2021年4月14日、大阪市立美術館で開催されている特別展「豊臣の美術」に行ってきました! 西国三十三所の札所を巡っていると、思っていた以上に豊臣秀吉・秀頼父子の足跡が見つかります。そこでこの展覧会に何かヒントがあるのではない…
聖徳太子御廟 叡福寺えいふくじは大阪府南河内郡太子町にあるお寺で、宮内庁が管轄する聖徳太子の御廟があることから、四天王寺、法隆寺と並んで太子信仰の中心となったお寺です。また、上之太子とも称され、中之太子(野中寺)や下之太子(大聖勝軍寺)とと…
施福寺本堂 西国三十三所の第四番札所は、槇尾山まきのおさん施福寺せふくじです。和泉山脈の北側中腹にあり、ご詠歌に詠われるようにまさに深山幽谷の入り口と言えます。山は四季折々に表情をかえ、自然の豊かさを感じさせてくれるお寺です。車で行くことは…
岡寺本堂 2021年4月9日、二番札所金剛宝寺(紀三井寺)、三番札所粉河寺、七番札所岡寺の特別拝観に行ってきました!いずれも前回お参りしたときは拝顔がかなわなかったのですが、今回は秘仏と言われる仏さまにお会いできてとても貴重な体験となりました! …
粉河寺本堂と庭園 西国三十三所の第三番札所は、風猛山ふうもうさん粉河寺こかわでらです。紀の川の中流域の、和泉山脈と紀伊山地にはさまれた山間の平地にあります。国宝となっている「粉河寺縁起絵巻」では親の子を思う愛情や童男の奇蹟などが描かれていま…
大千手十一面観世音菩薩像 西国三十三所の第二番札所は、紀三井山きみいさん金剛宝寺こんごうほうじ、通称紀三井寺きみいでらです。風光明媚で『万葉集』にも多く詠まれた和歌浦に臨む、名草山なぐさやま西側中腹に建つお寺です。2017年、日本遺産「絶景の宝…
青岸渡寺三重の塔と那智の滝 西国三十三所の第一番札所は、那智山なちさん青岸渡寺せいがんとじです。西国三十三所の札所は京都近郊に数多くありますが、京都からの距離が一番遠いのがこの青岸渡寺になります。西国三十三所の巡礼を始めるにあたって、なぜ最…
補陀洛山寺 熊野三山の一つ那智山を構成するお寺の一つで、西国三十三所の第一番札所である青岸渡寺と管理者は同じです。また、開創も青岸渡寺と同じ裸形上人らぎょうしょうにんということで、とにかく青岸渡寺とは切っても切れない不可分のお寺であることは…
青岸渡寺 駐車場 西国三十三所のアクセス方法について説明します。車がいいのか公共交通機関がいいのか、よく分からないという方もいらっしゃると思います。ここでは、西国三十三所の各札所までの交通手段について、説明していきます。 札所までの交通機関 …
又兵衛桜 2021年4月2日、奈良県宇陀うだ市にある本郷の瀧桜、通称又兵衛桜またべえざくらに行ってまいりました! すでに散り始めており、三分散りから五分散り(こんな日本語はない)くらいの状況ですので、今年見たい人は、この土・日に必見です! ※日本気…