西国お遍路“行雲流水”

西国三十三所や四国八十八ヶ所を雲のごとく水のごとく巡礼した記録

新春特別企画! 西国三十三所×街道を行くぞ!コラボ 2026年丙午 西国三十三所第二十二番総持寺に初詣に行った帰りに西国街道を歩いてきました!

総持寺山門

2026年、明けましておめでとうございます!

昨年はいろいろあって10月以降ブログ更新のペースが落ちてしまいました。今年は頑張っていきたいと思います。ちなみに今年は60年に1度の丙午ひのえうまの歳です。何でも、60年前は子どもの数が減ったとか……。前後の年と比べて、50万人くらい少なかったようです。今は、もともと少子化ですし、丙午の迷信を信じる人もいないでしょうから、関係なく少ないでしょうね。

悲観的な話から入ってしまいましたが、今年も6年連続で西国三十三所第二十二番札所総持寺初詣に行ってまいりました! 昨年は大山崎町からのアクセスとなりましたが、今は高槻市に引越しております。往復できる距離ですが、昨年の逆ルートを通り、総持寺から阪急電鉄「高槻市駅」まで戻ってくることにしました。

西国三十三所×街道を行くぞ!コラボ企画 2026年 初詣 総持寺

今年で6年連続6回目となりました、西国三十三所第二十二番札所総持寺への初詣です。何だかんだいって総持寺近辺をうろうろしていますので、今年も総持寺を目指します。昨年は、阪急電鉄「高槻市駅」近くの安満新町だりや公園から総持寺まで歩いていました。今年は、行きは阪急電鉄を使い、帰りに総持寺から西国街道を通って安満新町だりや公園まで歩いて帰ってくるルートです。やはり街道旅は往復しないと見落としがあるんですよね。というわけで、今回の旅で総持寺安満新町だりや公園間の往復が完成します。

西国街道に関しては、大阪府のホームページ「歴史街道ウォーキングマップ」から、各歴史街道のマップがダウンロードできます。

www.pref.osaka.lg.jp(2025.1.4閲覧)

上記サイトからマップをダウンロードしていただき、参考にしていただければ、街道歩きがスムーズに運ぶことでしょう。

また、NPO法人西国古道ウォーキングサポートのホームページには、各霊場間の巡礼路が掲載されています。

www.saigokuws.org(2025.1.4閲覧)

ただし、第二十二番札所総持寺に至る西国三十三所の巡礼道は、第二十一番札所穴太寺のある亀岡市から茨木市まで南下してきていますので、今回通るルートは、完全に巡礼道から外れた西国街道がメイン、ということになります。

この日は自宅を9時40分ごろに出発しました。今回、阪急電鉄「高槻市駅」までは車で向かいます。約10分ほど車を走らせ、もうすぐで着くなあと考えていると、ふと大事なものが見当たらないことに気がつきました。

そうです、スマホを忘れていたのです。

これ、よくやるんですよね~。私、実は忘れ物大王なのです。四国八十八ヶ所を車遍路していた時も、愛媛県まで向かっていた途中で、掛け軸を忘れていたことに気がつきました。何と岡山県に入っていた後です。泣く泣く取りに戻り、大幅なリスケを迫られたことは言うまでもありません。

ただ、今回はまだ傷は浅いです。本来直線で進むべき交差点を、右折して家まで戻ることにしました。

ここで、悪い奴と遭遇します。こちらに緑色の右折用矢印信号が出ているので、明らかに向こうから直進してくる車はもう赤になっているはずでした。それなのに、しつこく突っ込んでくる車がいたのです。まあ、これくらいまではよくあることなので、わざわざ書きません。ところが、私の前の車が右折しかかっていて、悪い奴の邪魔になっていたのしょう、あろうことかその悪い奴は前の車に対して悪態をついていたのです。

これ、どっちが悪いかまったく自覚してませんよね。赤信号になっているのに、しつこく直進してくる方が悪いんです。右折信号は点灯時間が限られていますし、かなり長い間待っていたわけです。それを右折しようとした車が悪いかのように進んでいくとは、まったく善悪の判断がつかない、車の運転をする資格のないバカヤローです。ドラレコ映像を警察に提供しようかどうか、迷っているところです。

まあそれはさておき、急いで家まで戻り、スマホをゲットします。自室の机の上に忘れていました。

そこから再度車に乗り込み、出発です。10時ごろの電車に乗ろうと思っていましたが、とんだタイムロスになってしまいました。それでもおそらく10時20分ごろには阪急電鉄「高槻市駅」に到着していたと思います。とりあえず、トイレに行っておきました。

おそらく10時23分発の普通電車「大阪梅田」行に乗ったと思うのですが、定かではありません。この電車だったとすると、「総持寺駅」には10時27分に到着ですが、まあそれくらいだったのでしょう。

時間がはっきり分かるのは、「総持寺駅」から歩いて総持寺の山門下まで着き、手水舎で手を洗ってから山門の写真を撮った時ですね。10時43分でした。トップの写真ですね。

駅から16分もかかったのか?とちょっと疑問ではありますが、まあそのくらいでしょう。

南坊の巡礼記「総持寺 初詣」(2026.1.3)

天気もいいですし、いい初詣です。

境内はこんな感じで、そんなに人で混雑しているわけではありませんでした。

※境内の様子

この日は『西国三十三所勤行次第』をきちんと持ってきていましたので、しっかりと開経偈から唱えます。空いているので、納経しやすいです。

つづけて、大師堂高野山奥之院遙拝所納経をしました。和歌山に住んでいた私にとっては、この遙拝所の存在が大きいですね。これで、初詣としてのお勤めは終了です。

例年どおり、牛玉加持をしていただきに本坊に入ります。牛玉加持とは、お坊さまにいわゆる加持祈祷をしていただき、そのお札をいただくことができるというものです。まあ無病息災とか、そういうことを加持祈祷していただくわけですが、お蔭さまでこの5年間、大きな病気はまったくかかっていません。今年は同居する母親の分までお願いしました。

これ、あまり知られていないのか、きちんとしたお坊さまにたった500円で加持祈祷していただけるのに、あまりされる方はいらっしゃいません。今年も並ばずにできました。長い列に並んで破魔矢などを買うよりも、よっぽどご利益があると思いますよ。

その後、いつもどおり納経所に行き、記帳・押印をしていただきました。いつも西国三十三所先達会の掛け軸に書いていただいていましたが、昨年第十二番札所岩間寺から第十三番札所石山寺まで歩く企画に参加した(※「「滋賀四寺の住職と歩くウォーキングプラン」第1弾に参加しました!」をご参照ください)際、西國三十三靈場納経帖というものをいただいておりました。何とこれは西国霊場札所会推薦となっております。ということで、今年はこれに書いていただきました。

さらにこれも恒例となりました亀みくじです。今年は……。

吉でした!

まあ、普通ですかね。

この日はこれから約8km歩いて阪急電鉄「高槻市駅」の方まで戻らないといけないので、長居せずに出発です。

いつもどおり、帰りがけに懸造り開山堂の写真を撮りました。

※山門下の石碑と開山堂

ここで11時1分でした。

第二十二番札所から太田東芝児童遊園まで

総持寺を11時1分に出発し、太田東芝児童遊園には11時51分に到着しています。Googleマップよりも20分ほど遅いペースですが、イオンタウン茨木太田のフードコートで昼食をとっていましたので、そう考えると妥当なペースだと思います。

さて、総持寺を後に先を急ぎます。11時を過ぎてきましたので、急がないとフードコートが混んでしまうと思ったからです。混んでいるフードコートほど困ったものはありませんからね。

車道のところから振り返って総持寺山門をいつものように撮影しました。まだ11時3分です。

※総持寺山門遠景

ここから府道126号総持寺停車場線を北西方向に進んでいきます。道はゆるやかなカーブを描いていて、最後は北に近い方角を指すようになります。

いつも前を通っているのですが、一度も参拝したことがない疣水神社の前を通り抜けました。11時13分でした。

※疣水神社

その後、国道171号線を横断します。東側の歩道橋を渡ることが多かったのですが、今年は西側の横断歩道を横断しました。新屋坐天照御魂神社の横を北上していきます。450メートルほどでイオンタウン茨木太田に到着です。結構車が停まっていますね。

一応、ここに来る前に何を食べるかは決めていました。鶴丸饂飩本舗 イオンタウン茨木太田店ですね。まあ、ラーメンの松村商店やバーガーキングもあるのですが……。これから歩くわけですし、うどん辺りが妥当ですよね。

というわけで、きつねうどん、日替わりおにぎり、ちくわとうずら卵の天ぷらを食べました。780円です。

まあ、大人の男性一食の値段としては安いでしょうが……。微妙ですよね。うどんと考えたら高いような……。ここにも物価高騰の波が押し寄せてきているような気がします。

さくっと食べてトイレに行き、すぐに出発です。休憩をかねて20分弱いたでしょか。

イオンタウン茨木太田から350メートルほど北上したら、西国街道にぶち当たります。

ここから東を向いて歩いていくわけです。西国街道のこの場所は、ちょうど東向きは登り坂になっています。雲見坂といいます。

※雲見坂 奥に向かって登り坂になっている

ちゃんと道標や説明板もあります。

※雲見坂の道標と説明板

※雲見坂の説明板

下から坂を見上げた太田太郎頼基が、雲を見て運気を占い、戦の勝敗を占ったそうです。また、かの紫式部がこの坂の上にある大きな石に腰かけ、東の方、勝尾寺山を望んだとも言われているそうです。

ここで11時47分でした。

坂の途中には、古い道標もあります。

※古い道標と西国街道の道標

「右 とん田 三しま江? 道?」と書いてあるように思います。左の方はきちんと写真を撮っておらず、読めそうにないですね。

この坂を登り切ったところにも道標があります。

※太田東芝児童遊園と道標

何と、この雲見坂の300メートル足らずのところに、3基も道標が立っています。充実し過ぎですよね。

ここで11時51分でした。総持寺出発から、50分経っています。

太田東芝児童遊園から安満新町だりや公園まで

太田東芝児童遊園を11時51分に出発して、安満新町だりや公園には12時53分に到着しました。Googleマップよりも4分ほど速いペースになっています。

さあ、ここからは本格的な西国街道の旅です。昨年も歩いているので、記憶に新しいです。張り切っていきましょう。

太田東芝児童遊園から50メートルほど東に進みます。前回歩いた際にはまったく気づかなかったものがありました。継体天皇 三嶋藍野陵 拝所です。

※継体天皇 三嶋藍野陵 拝所入り口

これまでも何回か見たことのある宮内庁の説明板が立っています。

※継体天皇 三嶋藍野陵説明板

継体天皇というのはいわゆる万世一系に疑問符を投げかけさせる存在の天皇ですね。まあ万世一系など、私はもともとまやかしだと思っていますし、天皇陵を歴史マニア以上の目でありがたく見ることはありません。ということで、今回は先を急ぐので、拝所の中までは入りませんでした。

そこから130メートルほど東へ進みます。「東太田4丁目」交差点です。ここにも、西国街道道標があります。ここで11時54分でした。

※西国街道の道標と説明板 交差点北西角を東から撮影

この辺の道標は前に歩いた際に見ているので、あまり感動はありませんね。先を急ぎます。

信号を渡って少し歩くと、すぐに左側に藍野病院が出てきました。これは初めて気づきましたね。

※藍野病院

少し歩くと、今度は右側に藍野大学です。私の教え子もここに通っているはずです。

※藍野大学

「東太田4丁目」交差点から350メートルほど歩くと、次の信号のある交差点に出ました。ここで11時57分です。

※信号のある交差点

この交差点周辺はクリニックがたくさんあります。

信号を渡り、先に進みます。550メートルほど進むと、道なりのような感じで左に曲がらないといけません。前のちょっと細い道には入らないように気をつけましょう。

※この奥で左折する

この左折ポイントの少し手前、道の南側、右側のお屋敷の前には、「今日是好日」と書いてある石碑があります。そこから少し歩いたところが左折ポイントとなるわけです。

左折したら、少し歩いてまた道なりに右折する感じです。ここが今回一番ややこしいポイントでしょうか。

道なりに右折をしてから280メートルほど進むと、道の脇にベンチのある公園のようなスポットに出ます。ここで12時4分でした。

※公園のようなスポット

そこから130メートルほど進むと女瀬川の支流氷室川があり、その南側を少し東に歩けば、府道115号西五百住線にぶち当たります。ここにある橋が、巡禮橋です。バス停の名前にもなっています。

※巡禮橋

※「巡礼橋」バス停

前も思ったのですが、どの巡礼者向け用の橋なのでしょうかね。

前年は氷室川の北側を歩いたので、今回は氷室川の南側を歩きます。200メートルほどで、氷室川一号橋を渡り、すぐに右折して今度は女瀬川にかかる橋を渡りました。こちらは名も無き橋です。

橋を渡ってから100メートルほど歩くと、こもれび堂が出てきました。

※こもれび堂

ここは社会福祉法人わかくさ福祉会ひむろ作業所が運営している喫茶店のようです。

こもれび堂の前から130メートルほど進むと、左側にまた古い道標が出てきました。

※古い道標

「右 芥川 山崎 京都」「左 豊川 吹田 神戸」と書いてあります。古いと書きましたが、はっきり読めるので割と新しいように思います。

実は東から見た方が正しい見方で、ここで右折すると妙見山に行けるという風に書いてあります。

※東側から見た道標

「右 石川妙見山 妙見道」と書いてあります。説明板によれば、古いとは言うものの、明治43(1910)年に建てられたもののようです。やはり割と新しいですね。

ここで12時12分でした。

ここからもひたすら東へ歩いていきます。まあ前回歩いているので、真新しいものはほとんどありません。記憶をたどりながら歩く感じですね。そろそろじゃないかな?と思いながら歩いていると、実際に出てきました。ドラッグストアのコスモスです。

※コスモスが見える

このコスモスは、ドラッグストア コスモス 高槻郡家店です。看板が高いところにあるので、いい目印になっています。ここからもう、すぐ東が府道6号枚方亀岡線になっていますが、この辺は私も車でよく通るところです。何だか、先が見えてきました。

12時19分、府道6号枚方亀岡線の交差点です。

※府道6号枚方亀岡線の交差点

交差点を渡ってから、一気に500メートルほど進みます。芥川橋に出ました。12時25分になっています。

※芥川橋

芥川橋を渡ったところには、橋詰地蔵尊があります。

※橋詰地蔵尊

この辺からもう芥川宿ですね。またいろいろあります。東に20メートルほど進むと、愛宕燈籠子宝地蔵尊です。

※愛宕燈籠と子宝地蔵尊

さらに東へ280メートルほど進むと、左側に雰囲気のある建物が出てきました。

※道標と雰囲気のある建物

奥のきれいな方の建物はリザルブ珈琲店というようです。ここで12時30分でした。

新しいマンションの下にあった山崎街道道標もきちんと残っていました。西国街道は、この辺では山崎街道とも言ったようです。

※山崎街道の道標 植栽に埋もれている

子宝地蔵尊から450メートルほど歩いたところが、芥川一里塚です。12時33分でした。

※芥川一里塚

ここは道なりに左に曲がっていて、ここから50メートルほど北上すると、芥川仇討の辻に着きます。12時34分です。

※芥川仇討の辻

ここから東は芥川商店街ですが、私はもう少し北上します。40メートル弱、北へ進むと、西国街道はまた道なりに東へ向かっていきます。

※白線に沿って右が街道

右に曲がってから240メートルほど進むと、信号のある交差点に出ました。ここで右折すればJR「高槻駅」の西口に出ます。私は直進しました。12時37分になっています。

信号を渡って少し歩いたところに、小さな道標がありました。

※道標?
何と書いてあるんだろうと考えたのですが、どうやら「明和四丁亥歳」などと書いてあるようです。実際、江戸時代中期の明和4年は丁亥ひのといの歳ですので、間違ってなさそうです。

反対側にはこう書いてあります。

※道標の反対側

「當國廿六番廣智禅」ですかね。調べてみると、摂津国三十三所霊場の廣智寺のことを指すようです。ちょうどこの真北くらいにあるお寺ですね。

この次の交差点は上宮天満宮参道になっている道と交差します。左折すれば上宮天満宮、右折すればJR「高槻駅」北口です。私は直進しました。

右側に高槻阪急スクエア、リハビリテーション病院を見ながら350メートルほど進みます。右側に関西大学高槻ミューズキャンパスが出てきました。

※関西大学高槻ミューズキャンパス

立派な建物ですね。ここからゴールはもうすぐです。

ここから290メートルほど進むと、右側に何か石碑が出てきました。

※能因法師陵石碑

「能因法師陵?」と書いてあるように思います。「従是北方三町?」と書かれています。実際、この北方には能因法師のお墓とされるものがあるようです。

もうゴールは近いですね。ここから100メートルほど歩くと、もう高架が近づいてきました。JRをまたぐ車道の高架です。

※JRをまたぐ車道の高架

12時53分、高架下の安満新町だりや公園に到着です。

※安満新町だりや公園

これで、本日の歩き旅はほぼ終了ですね。

歩きを終えて

正確には、ここから600メートルほど南下して、八丁松原を目指します。その付近に私は車を停めているのです。

※線路をまたぐ横断歩道への階段

ここ、右側(西側)の階段は異様にボロイので、危険です。左側(東側)の階段を利用しましょう。実際、私以外の何人もの人が左側の階段を利用していました。

ちょうど電車が下をくぐろうとしていました。

※普通電車

下っていくと、すぐに松原公園です。ここにも八丁松原の石碑があります。

※松原公園

阪急電鉄の近くまで公園を歩きます。200メートル強ありますかね。

13時ちょうど、八丁松原の石碑前に到着しました。

※八丁松原の石碑

後ろの高架が阪急電鉄です。

ここでいったん駐車場に戻り、納経帳など不要なものを車に置きました。冬場は肩こりがひどいので、温泉に行こうと思っていたのですね。

高槻天然温泉 天神の湯というのが、阪急電鉄「高槻市駅」とJR「高槻駅」の間にあります。そこで骨休めすることにしました。

※天神の湯前の臥牛像

ここ、前から行きたいと思っていたのですが、今回が初めての利用です。温泉内部は、せまい土地に高低差をつけてうまく使っています。屋上に露天風呂もあるので、気持ちよかったですね。

これで今回の歩き旅は完結です。初詣も無事に終わり、西国街道もしっかり歩いて、最後に温泉までついてくるという……。完璧な旅だったのではないでしょうか。

やはり地元を大事にすることはいいことですね。みなさんも、ぜひ総持寺初詣に行ってみてください!

というわけで皆さんも! Let's start the Pilgrimage West!