
2025年11月2日、奈良の平城宮跡歴史公園に行ってきました!
この日は大学時代の友人たちと西大寺・秋篠寺方面を散策する予定でしたが、奈良にあまりにも早く到着してしまい、一人平城宮跡公園を散策することになった次第です。
実は現在、大阪の高槻市に住んでいるのですが、高槻市から奈良って電車でのアクセスが微妙なんですよね。「大和西大寺駅」に10時半に集合だったのですが、大阪回りで行くと乗り換え3回、所要時間1時間44分。京都回りで行くと、乗り換え2回、所要時間1時間55分。どちらも、帯に短し襷に長しで、決め手がないことこの上ありません。そこで、えーい、車で斜めに行っちゃえ!ということになりました。
車で行くと速いです。何と、ほぼ1時間で到着しました。ただし、着いたところは奈良市役所です。そうです、奈良では観光シーズンの土・日・祝日はパーク&ライドを実施しているのでした*1。奈良市役所の屋根のある駐車場に停めることができ、市役所のトイレも利用できて、レンタル自転車(先着順)や奈良公園行のバスが無料など、いいことずくめです。
というわけで、家を出発したのが7時50分ごろ、奈良市役所に到着したのが8時45分ごろでした。待ち合わせまでまだ2時間近くあります。さて、どう時間をつぶしましょうか。ここから無料バスで奈良公園まで行けば、興福寺もあります。西国三十三所巡礼の先達である私としては、興福寺に行くのも一つの手でした。例年であれば秋の特別拝観が行われており、国宝の五重塔の内陣に入れたり、これまた国宝の北円堂の内陣に入れたりするのですが……。2025年の今年は、五重塔は絶賛修築中、北円堂の仏さまたちは東京国立博物館の特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」に出張中ということで、面白味に欠けます。
地図を見てみると、奈良市役所から「大和西大寺駅」までの途中に平城宮跡公園があります。まあ歩いてみるか、ということで行ってみることになったのでした。
国営平城宮跡公園とは
それでは、平城宮跡公園について説明していきましょう。
平城宮跡公園の見所
平城宮跡公園の見所について説明します。なお、平城宮跡公園はいくつかのエリアに分かれており、私が訪問したのは朱雀門ひろばと第一次大極殿院エリアです。
朱雀門

※朱雀門
平城京の南には羅城門がありました。そこから、74メートルもの幅がある朱雀大路を北へ3.7km歩くと、平城宮の正門である朱雀門に突き当たりました。現在の朱雀門は1998年に復原されたそうです。間口約25メートル、高さ約20メートルの入母屋二重構造になっています。
大極門

※大極門
2017年11月に始まった復原工事が2022年3月に完成し、お目見えしました。周囲を築地ついじ回廊で囲まれていた南北約317.7メートル、東西約176.6メートルの第一次大極殿院の南側に位置する正門です。儀式の際には天皇が出御することもあったそうです。
現在、左右の東楼・西楼の復原工事中です。
第一次大極殿

※第一次大極殿
正面約44メートル、側面約20メートル、地面からの高さは約27メートルあります。直径70cmの朱色の柱を44本、屋根瓦を約9万7000枚使った平城宮最大の宮殿でした。その大極殿は奈良時代の中頃に、一時都となった恭仁くに宮に移築され、山城国の国分寺金堂となったということです。当時は、天皇の即位式や外国使節との面会など、国の最も重要な儀式のために使われていたそうです。
国営平城宮跡公園へのアクセス
国営平城宮跡公園のホームページに詳しいアクセス情報が掲載されています。
www.heijo-park.jp(2025.11.8閲覧)
公共交通機関
近鉄「奈良駅」から奈良交通バス「大和西大寺駅南口」行に乗車、「朱雀門ひろば前」バス停で下車、すぐ(「奈良駅」から約16分)。
お車
第二阪奈道路「宝来IC」から国道308号線を東へ約4分走行。
駐車場あり。130台。1時間200円(1日最大500円)
国営平城宮公園データ
所在地 :〒630-8012 奈良県奈良市二条大路南三丁目5番1号
電話番号:0742-36-8780
開館時間:9:00~16:30(最終入館は16:00まで。一部施設は16:30まで入場可)
休館日 :月曜日(祝日の場合は次の平日)、年末年始(12/29~1/3)
入館料 :無料
案内図
www.heijo-park.jp(2025.11.8閲覧)
上記サイトの当該箇所に案内図があります。
最後に
実は平城宮跡に行くのは今回が初めてではありません。平城遷都1300年祭がおこなわれた2010年11月3日に行っていました。ちょうどほぼ15年ぶりの訪問です。
当時は当然のことながら1300年祭の真っ最中だったと思います。場所をはっきりと憶えていないのですが、どこか川原のようなところに車を停めて、シャトルバスで移動したように思います。
たくさんの人であふれていて、土器発掘の模擬体験イベントなんかにも参加しました。フードコートのようなところでご飯を食べたような……。
それから、大極殿のところも雰囲気が違っていたように思います。築地の回廊で囲まれていて、簡単には入れなかったように思います。ましてや、大極殿内部に入るには行列していたと思うんですよね。
今回、大極殿の中にも入ってみましたが、一時お客さんは私だけ、警備員の方が多くて3人もいらっしゃるという状態でした。まあ朝9時台だったとはいえ、諸行無常を感じましたね。平城京から長岡京・平安京に遷都した後もこんな寂れた感じになったんでしょうか。
ただし、朱雀門ひろばはそれなりに人が多かったです。というのも、修学旅行生の団体がいたからです。どこの修学旅行生かは分かりませんが、中学生でしょうかね。奈良に来るということは、関東とか、そっち方面の中学校かもしれません。
あと、記憶では「曲水の宴」の再現をやっていて、それが現在の東院庭園とその池なのかなと思うのですが、どうにも記憶と一致しない部分があります。あの時はブームに乗っかって気軽に行ったので、あまりきちんと下調べなどをしていなかったのでしょうか。少なくとも、こういうようにブログに残していれば、後からでも思い出せるのですがね。
というわけで、長々と思い出話をつづってきましたが、とにかく今は人が少ないです。だが、それがいいとも感じました。
ランニングをしている方がたくさんいらっしゃいましたし、犬の散歩をしたり、シートを広げてピクニックのようにしている方がいらっしゃったり……。市民の憩いの場となっていることは間違いありません。
そういう意味では、これからも末永く愛される公園となっていくように思います。一方で国は整備を今後もつづけていくようですので、歴史ファンにも喜ばれる公園になっていくのではないでしょうか。
というわけでみなさんも! ぜひ平城宮跡公園に行ってください!