2022年5月11日、西国三十三所札所会から公認先達せんだつの特典品が届きました!
これにより、正式に西国三十三所の公認先達に認定されたことになります。
これからは公認先達としてますます西国三十三所の巡礼啓蒙に向けて頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
公認先達になるには
公認先達になるには、すべての札所を巡礼し、納経帳にご朱印をいただかないといけません。1度満願していないと、公認先達になることはできないわけです。
ただ、四国八十八ヶ所の場合は4度満願しなければなりませんので、西国三十三所の方が要件はかなり緩やかだと言えるでしょう。
私の場合は、すでにレポートさせていただいておりますとおり、2021年5月4日に西国三十三所の巡礼は満願しております。1度満願をしていれば、すぐにでも公認先達への申請ができたのですが、四国八十八ヶ所巡礼の準備やその後のレポート作成などで何やかやと忙しく、つい申請を後回しにしてしまっていました。
2022年4月からはまたフルタイムで働くことになりましたので、3月中にと思い、3月31日に第二十三番札所勝尾寺に申請に行くことにしました。勝尾寺は西国三十三所の納経帳を購入したお寺でもあり、私にとっては西国巡礼の始まりの地となります。
参拝した後、納経所で納経帳を見ていただき、先達申請をしたいことを申し出ました。すると「満願印」なるものを押してくださり、所定の申請書に記入するように言われました。この「満願印」ですが、なぜ第三十三番札所華厳寺で押してくださらなかったのかは謎です。こちらから積極的に「満願です」と言わなければ押してくださらないのかもしれません。
申請用紙には振り込み用紙がついており、郵便局で申請料を支払う必要があります。新規に公認先達になるには、1万3千円がかかります。
最後に、申請書を西国三十三所札所会に送付すれば手続きは完了です。
なお、不明点は札所会事務局がある紀三井寺(TEL:073-444-1002)にお尋ねください。
公認先達の特典品について
※先達特典品
先達の特典品として送られてきたものは、以下のとおりです。
・先達袈裟(輪袈裟)
・頭陀袋
・軸装納経帳
・名札
・西国観音曼荼羅セット(八角形用紙による納経集成)の無料引換券
オレンジの輪袈裟と黒い頭陀袋ですが、格好いいですよね。これからはこれを使わせていただきたいと思います。
また、名札には本名が書いてありましたので、上から「鷹山南坊」名義のテキストファイルをはりつけてあります。
軸装納経帳ですが、納経帳というよりは軸、巻物ですね。一つ上のランクである中先達になるには、この軸装納経帳にご朱印をいただいていかなければなりません。
また、先達は八角形納経札と軸装納経帳の両方に同時にご朱印をもらうことができるようです。八角形納経札にご朱印をいただくには500円、軸装納経帳にご朱印をいただくには300円かかります。
この八角形納経札と専用台紙の引換書が同封されていましたので、それを提出すれば、八角形納経札と専用台紙を無料でいただくことができます。
引換を受け付けている札所は、以下の札所となります。
第二番札所 紀三井寺
第五番札所 葛井寺
第十一番札所 醍醐寺
第十二番札所 正法寺(岩間寺)
第二十三番札所 勝尾寺
第二十五番札所 播州清水寺
第二十八番札所 成相寺
お金はかかりますが、八角形納経札にご朱印をいただき、西国観音曼荼羅を完成させたいと思います。
公認先達の活動について
公認先達と共に参拝をすると、詠歌護符をいただくことができます。この場合、先達の確認は輪袈裟や名札などにて行うそうですので、私もどなたかをご案内する場合は、必ず輪袈裟、頭陀袋、名札を持参していきたいと思います。
また、「公認先達の中の公認先達を養成する」という講座、勉強会に参加することができます。
勉強会のテキストは、いずれも江戸時代に作成された歴史的な史料のようです。
・『西国三十三所 観音霊場記図会』 うつせみ出版 3,600円
・『観音経和談鈔図会』 うつせみ出版 4,500円
私は歴史畑の人間ですので、『観音霊場記図会』の方が気になります。さすがに今年度からいきなり講座を受講するのは無理だと思われますが、来年度以降、可能ならば参加を検討したいと思います。テキストは先に買っておこうかなとも思います。
なお、上記の書籍は下記の札所で取り扱っておられるようです。
西国三十三所
第二番札所 紀三井寺
第二十二番札所 総持寺
第二十七番札所 圓教寺
第二十九番札所 松尾寺
四国八十八ヶ所
29番 国分寺
37番 岩本寺
高野山三宝院
最後に
私も先達となったからには、西国三十三所の積極的な啓蒙を進めていきたいと思っております。もし私の案内を望まれる場合は、お問い合わせフォームにてご連絡をいただければと思います。おって、こちらからご返答させていただきます。
というわけで皆さんも! Let's start the Pilgrimage West!