2022年2月2日、2が5つも並んだおめでたい日に、四国八十八ヶ所霊場会から大師納経帳が届きました!
四国八十八ヶ所 歩き遍路の旅シリーズでずっとご報告させていただいておりましたが、この旅では納経帳に記帳・押印していただくのとは別に、大師納経をいただいておりました。納経帳だけであれば1冊で済むところ、実はこれが結構集めていくとかさばるものでした。
2021年8月29日(日)に旅を終え、帰宅してからもしばらく放置(コラ!)させていただいていたのですが、冬休み明けの出勤が迫った2022年1月10日(月)、思い立って製本を申し込むことにしました。
製本方法などよく分かっていなかった部分が多かったのですが、約4か月ぶりに善通寺でいただいた申込用紙をひもときます。郵便局での専用の振替用紙と、霊場会に提出する製本申込書、返送用ラベルなどが出てきました。
郵便局でお金を支払う必要がありますので、この日の発送は無理ですね。また、どのようにして発送するのか、という方法に関しては、「封筒、レターパック等に入れて四国八十八ヶ所霊場会へご送付下さい」と書いてありました。
申込方法に関しては、やはり75番札所善通寺でいただいた申込用紙があって助かりました。専用の振替用紙も入っていますし、具体的なやり方も写真入りで解説してくださっています。
この申込用紙がいただけるのは、1番札所霊山寺、75番札所善通寺、88番札所大窪寺だけです。一番最初にお遍路をスタートしたお寺に、最も近いところでいただいておく方がいいでしょう。
ということで1月11日(火)にレターパックを購入し、1月13日(木)に霊場会に発送しました。
そして2月2日(水)に届いた大師納経帳がこちらです!
※大師納経帳
弘法大師さまのシルエットに中心線が集まっていますが、それはもともとのデザインです。私がやったわけではありません。ちなみにデザインは3つのなかから選べて、自分の好きなタイプで作っていただけます。
デザインについては、四国八十八ヶ所霊場会のホームページ*1をご覧ください。
表紙をめくると、弘法大師さまのキレイなお姿が描かれています。
※弘法大師さまお姿
その後、弘法大師納経の趣旨説明が書いてあります。
※弘法大師納経趣旨説明
趣旨説明のページが裏にもあり、次のページからは1番札所霊山寺の大師納経となっています。私はご朱印をブログに載せない主義なので、ここには掲載しません。
理由は、ご朱印とは、私個人がご縁をいただいた仏さまだからです。
墨書きされている文字は仏さまを現しており、また場合によってはご朱印がその役割を担うことがあります。何年何月何日、何時何分何秒という、その時間に仏さまと私がご縁をいただいたわけなので、そのお姿をブログにて公開するというのにはちょっと抵抗があるのです。
実際、記帳・押印の順番もこだわっておられる納経所の方は、仏さまに当たる墨書きの前にご朱印を押し、その後に筆で文字を書かれる方もいらっしゃいます。その方は、「文字は墨書された仏さまなので、その上にご朱印を押すのはご無礼だから」とおっしゃっていました。
まあ、この考え方が絶対的に正しいというわけではないでしょうし、ブログに載せる載せないも、もちろんいろいろな考え方があっていいと思います。
1番札所霊山寺の大師納経から始まって、88番札所大窪寺まで88枚つづきます。最後のページは、結願之証となっています。
※結願之証
私の名前のところは愛用の仏前勤行次第で隠させていただきました。
この結願之証の裏には、特製散華が描かれています。これも、ぜひご自分で集めていただき、ご確認いただきたいと思います。
私の場合、大師納経帳は3週間くらいで手元に届きました。意外と早く届いたので、ちょっと驚いたくらいです。忘れたころに来るものかと思っていました。しかし納期などは霊場会事務所がどれくらい忙しいかによっても変わってくると思うので、あくまで参考程度に留めておいてください。
今回集めた大師納経は、普段のご朱印とは異なっていて、各札所工夫を凝らされたものになっていました。その札所の特色が分かる大師納経もあったと思います。かさばるので集めるのは大変でしたが、頑張って集めた甲斐は十二分にあったと思います。
というわけで皆さん! Let's start the Pilgrimage West!
*1:四国八十八ヶ所霊場会「賜弘法大師号1100年記念事業のご案内 (期間延長)」2022.2.15閲覧