西国お遍路“行雲流水”

西国三十三所や四国八十八ヶ所を雲のごとく水のごとく巡礼した記録

四国八十八ヶ所 歩き遍路 14日目(2021.8.3) 33番~35番札所 「緑ヶ丘三丁目」バス停~「高岡高校通」バス停

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35番清瀧寺

高知市内の中心に近いお寺は打ち終わり、この日は高知市の縁辺部を回ります。四国八十八ヶ所歩き遍路の旅、14日目のレポートです!

歩き遍路 14日目 「緑ヶ丘三丁目」バス停から「高岡高校通」まで

歩き遍路14日目、8月3日(火)のレポートです。まずは、計画表と実行程表をご覧ください。

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高知市内宿泊の最終日、この日は高知市の端っこを回っていくような形になります。楽しみにしていた県営渡船にも乗って、少しだけ歩きを省略する計画です。

この日は遅いバスに乗ることになったので、起床は5時です。いつもながらのファミリーマートの朝食を食べ、準備をしました。

「緑ヶ丘三丁目」バス停から種﨑渡船場まで

8時30分ごろに「緑ヶ丘三丁目」バス停を出発し、種崎渡船場には9時55分に到着しました。Googleマップより20分以上時間がかかっています。ただ、約6km歩いていることを思えば、これでも妥当な速さではないでしょうか。

7時20分にホテルを出発し、例によってファミリーマート高知はりまや町一丁目店にて物資を購入しました。「はりまや橋」バス停には、7時35分ごろに到着です。

7時47分の「前浜」行のバスは3分遅れで到着しました。このバス停はまだまだ序盤のバス停だと思うので、この段階ですでに3分遅れとは、ちょっとまずいのではないでしょうか。

バスは前日と逆のルートを通り、進んでいきます。8時25分ごろ、「緑ヶ丘三丁目」バス停に到着です。

降りるときに、運転手さんから「32番ですか?」と話しかけられました。このバス停は32番札所禅師峰寺に近いからでしょう。特殊な行程の私は、「禅師峰寺は昨日打っていて、今日は渡船に乗って次のお寺を目指します」とお伝えしました。運転手の皆さんは結構な頻度で、お遍路さんのことを気にかけてくださるのがうれしいです。

タオルや首に巻くバンダナを濡らし、準備を整えて出発です。県営渡船の種崎渡船場を目指しましょう。10時10分の渡船に乗る予定ですので、5.8kmを1時間半かけても大丈夫です。ゆっくりめに歩くことができます。

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※禅師峰寺のある山

歩き出してすぐに、老夫婦とすれ違い、挨拶を交わしました。何と、おじいさんの方は前日にここですれ違っていた方です。おばあさんに、「昨日もすれ違った人だ」というようなことをおっしゃっておられました。本当に奇遇というか、人のご縁というのは分からないものです。

黒潮ラインまで出たら右折し、200メートルほど進みます。前日に直進した交差点が出てきますので、そこをまた右折です。すると、前日通った県道14号線に入りました。

県道を1kmほど進みます。今度はかなり大きな道、県道376号線にぶち当たります。大平山トンネルの南側です。人間と自転車は、トンネルの南側出口の下をくぐっていけるようです。

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※トンネル下の案内標識

バイク乗入がダメということですが、押して歩くのはいいと思います。もちろん、書いていないですが、自動車の乗入も禁止のはずです。

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※連絡通路

上の写真で、上に見えるのが大平山トンネルで、下が西側へ通じる連絡通路です。大回りしなくていいので、歩き遍路にとっては大変ありがたいです。ここで9時3分でした。

連絡トンネルをくぐり、西側へ出ます。300メートルほど進むと、左側に仁井田東町公園が出てきました。その北側に、聖神社があります。ここで9時10分でした。

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※聖神社

さらに500メートルほど進むと、今度は南側、左側に興隆寺というお寺が現れました。時刻は9時17分です。

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※興隆寺

山門もなく建物が直接道路に面していますが、その割には立派な建物です。

この道を歩いていた際、ヤクルトレディとすれ違いました。他の方のブログを見ているとヤクルトレディからお接待していただいているケースもあったので、ちょっと期待したのですが、ご挨拶だけいただきました。

この辺はお遍路さんもよく通るのでしょう、年配の方はかなりの確率で挨拶をしてくださいます。

興隆寺から約10分歩いて、県道35号線という少し大きな道にぶち当たりました。ここで9時28分です。

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※県道35号線との交差点

かなり小さくなってしまいますが、上の写真に種崎渡船場まで1.1kmと書いてあります。案内板のある方、県道278号線を直進します。

とその前に、実はこの日出発以来まだトイレに行っていなかったんですね。そこで、すぐ南にあるファミリーマート高知仁井田店に行くことにしました。

ファミリーマートでトイレをお借りし、スポーツドリンクとチョコのお菓子を買いました。すぐに出発です。

残り1.1kmと書いてあったので、まあ20分弱で着くはずと思い、のんびり歩いていきます。種崎簡易郵便局を過ぎてすぐの民家に、33番札所雪蹊寺への案内板がありました。ここで9時46分です。ちょっと余裕をこきすぎて、時間が意外とギリギリになってきました。

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※へんろ道案内板

渡船の時刻表まで書かれています。時刻を調べずにここまで来て、この時刻表を見てダッシュする人もいるかもしれません。

案内板のとおり、600メートル進むと右に入るように示す案内標識が出てきました。標識どおりに、右に入ります。するとすぐに渡船場らしきものが見えてきました。ここで9時54分でしたので、もう安心です。

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※奥に渡船場らしきものが見える

9時55分、種崎渡船場に到着です。

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※種崎渡船場

赤いものが上に載っているところが船着き場で、右の小さな建物が待合室です。

私が着いたのとほぼ同時に、自転車の父子3人組が到着しました。とりあえず私も彼らも時刻表を確認します。

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※県営渡船時刻表

何と、4か国語版もあります。

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※4か国語の時刻表

左から英語、繁体字の台湾中国語、韓国語、簡体字の中国語の4種類です。お遍路もいろんな国から人が来られるからでしょう。

次の便は予定どおり10時10分です。まだ15分くらい時間があるので、私は待合室で待つことにしました。中にはトイレもあります。

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※「種崎」バス停

実はバス停もあり、この日と前日に乗った「はりまや橋」バス停から「種崎」行のバスに乗れば、ここに到着します。

10時5分ごろ、長浜渡船場から来た船が船着き場に着岸しました。ノーマスクのおじさんが、私たちより後から来たのに1番に並びます。二重の意味で常識を疑いました。

私は1番に着いたのに、ほぼ最後に乗り込みました。ただ、席は結構空いています。朝夕は便数も多いので、そこそこ混んでいるのでしょうが、この時間帯は空いているようです。

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※県営渡船に乗り込む

歩きの人は私1人だけで、自転車が6台、原付が1台でした。計8人の乗車です。と思ったら、出航ギリギリに自転車の野球少年が乗ってきました。これで9人になります。

野球少年はわずか5分ほどの船旅で必死におにぎりを食べていました。練習前に、ギリギリまで寝ていたのかもしれません。

10時10分、出航です。わずか5分程度の船旅です。

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※浦戸大橋

左手に見えるのが浦戸大橋です。本来の遍路道である渡船を使わなかったとすると、あの橋を渡らなければなりません。

高さもかなりありますし、歩道がかなり細いのでこの橋を渡るのは相当怖いと思います。また、距離的にも1.7km長くなりますので、一つもいいことはありません。全部歩いたぜ、という勲章だけでしょうか。

10時15分、対岸の長浜渡船場に到着しました。

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※長浜渡船場

ここはもうすぐに県道に面しており、スペースは狭いです。写っている自転車は、3人連れの父子のものです。確か飲み物を購入しておられたと思います。

しかしほとんどの方は常連さんなのでしょう、すぐに出発されていました。

ちなみに、ここから西につづいている道は県道278号線になります。種崎渡船場まで歩いてきた道もそうですね。ということは、この渡船も県道の一部となっているのでしょう。高知市営ではなく、県営渡船となっている理由が何となく分かったように思います。

待合所の西北側に説明板が立っていたので、写真に撮りました。

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※笑ヶ浦の説明板

長浜渡船場(梶ヶ浦渡船場)から33番札所雪蹊寺まで

長浜渡船場梶ヶ浦渡船場)を10時15分ごろに出発し、33番札所雪蹊寺には10時34分に到着しました。ここはGoogleマップより少しだけ速いペースで歩いています。

さて、出発しましょう。上述のとおり、このまま県道278号線を歩いていけば、33番札所雪蹊寺に着きます。

700メートルほど歩くと、宇賀神社がありました。

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※宇賀神社

上の写真は通り過ぎてから撮影しています。つまり、写真では上が東、下が西になります。ここで10時25分です。

さらに歩くこと8分、左側に民宿高知屋が出てきました。いわゆる遍路宿ですね。

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※民宿高知屋

実はここは雪蹊寺の真ん前になります。右手、つまり道路を挟んで北側には、雪蹊寺の駐車場がありました。

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※雪蹊寺駐車場

ここは数台しか停められません。

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※雪蹊寺入口

駐車場のすぐ左側が雪蹊寺の入口になります。山門はありません。なお、駐車場の右側には秦神社鳥居があります。ここも昔は神仏習合していたのを、無理に分けたのでしょう。

早速中に入り、本堂手前のベンチで準備を整えます。先客は母親と息子らしき2人連れだけでした。

まずは一番奥にある本堂納経をします。境内案内図や見所については、四国遍路聖地巡礼のホームページ*1をご覧ください。

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※本堂

大師堂は、本堂手前の右側にあります。

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※大師堂

大師堂でも納経を済ませました。

納経所大師堂の反対側、境内の西側にあります。中に入ると、受付におばあさんがいらっしゃいました。何やら湿布のようなものを貼ってもらっている途中のようでした。

何事もなかったかのように、普通に記帳・押印をしてくださいました。

ベンチに戻り荷物の整理をしていると、後からやって来たおじいさんに声をかけられました。歩きかどうか聞かれたので、そうですと答えます。この暑い中大変だなあ、という感想でした。ちなみにこのおじいさんは次の34番札所種間寺でもお見かけしましたが、向こうはお気づきではなかったようです。

珍しいことに、境内では干物系の海産物や柑橘系の果物を売っていました。まあ荷物が重くなるので何も購入しませんでしたが。ショバ代をいくらお寺に支払っているのか分かりませんが、真夏の平日にお寺で商売をやっていて、もうかるのでしょうかね。

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※太玄塔

境内入ってすぐにある太玄塔は、明治時代雪蹊寺を再興した17世和尚の山本太玄師のために建てられたものです。

せっかくここまで来たので、隣の秦神社も少しのぞいてみました。

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※秦神社

参道はいい感じで木が生い茂っていて、涼し気でした。

さあ、次の34番札所種間寺を目指しましょう。

33番札所雪蹊寺から34番札所種間寺まで

33番札所雪蹊寺を10時59分に出発し、34番札所種間寺には12時29分に到着しました。Googleマップよりは遅いペースですが、6.5kmを90分で歩いているので、上出来だと思います。

雪蹊寺を後にし、種間寺に向けて出発です。位置的にはだいたい西に向かえばよさそうです。

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※県道34号線のガード下

西に歩き出してすぐに、県道34号線のガード下をくぐります。ややこしいことに、上を走っているのも県道34号線、下を走っているのも県道34号弘岡下種崎線です。ただし、下を走る県道34号線は橋を渡ってすぐに県道36号線・県道278号線となり、新川川沿いを西に進んでいきます。

炎天下をひたすら川沿いに進みます。しかも、歩道が道路の北側にあるのに対し川は道路の南側にあるので、川もあまり見えません。せめて川でも見えれば涼し気なのですが。

県道14号春野赤岡線の高架下に、長浜川の切り抜きについての説明板がありました。ここで11時22分です。

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※長浜川の切り抜きの説明板

長浜川は通称で、正しくは新川川のようです。高知県には〇〇川川という名前の川が多いですね。この直近にもそういう名前の川があったような気がします。

しかも、またまた出ました野中兼山! うーん、この人は土佐藩の土木事業のキーパーソンですね。要するに運河として新川川を整備した、ということなのでしょう。

上の写真の左側に写っているのは杖カバーです。この旅ではやはり金剛杖はかなり酷使されており、握り手となる杖カバーは何度も外れそうになりました。鈴も何回も留め直さないといけませんでした。

ここから300メートルほど西に進むと、北から流れてくる支流にかかる一つ橋という橋があります。この橋の辺りで新川川は大きく南へ曲がっています。というよりは、南から流れてきていた新川川が、ここで東へと向きを変えている、ということです。

上の説明で正しいと思うのですが、実は新川川は東と西で別々に海に注いでいるようなのです。東はそのまま東進して浦戸湾に流れ込み、西は南流してから西に流れ、甲殿川に注ぎこんで海へと流れていきます。まあ運河なので、こういうこともあるのでしょう。

そして、本来の遍路道はこのまま西へ進み、認定こども園 春野学園の方に進むべきところなのですが……。何と、工事中で全面通行止めになっています!

仕方ありません。Googleマップを確認して、そのまま新川川沿いの県道278号線を歩いていくことにしました。

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※新川川

カメがたくさん泳いでいたので写真を撮ったのですが、肝心のカメが写っていないように思います。流れがほとんどないので、カメも泳ぎやすいのでしょう。上の写真で11時28分でした。

その後県道278号線はまた西へと向きを変え、南へとつづく新川川から離れます。道が蛇行しているので、無駄に距離が長くなります。諸木八幡宮一の鳥居前を、11時44分に通過しました。

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※諸木八幡宮一の鳥居

この後、500メートルほど西に進み、「スズメの森」というバス停のあるところを左、つまり南に入っていきます。割と細い道です。

曲がってから100メートルほどで、甲殿川の支流にかかる橋を渡ります。この橋はかなり細い橋です。

そこから南下し、1つ目の辻を右に曲がりました。ここら辺はどこも細い道で、昔から変わっていないように思います。

私がこの細い道を歩いていると、タクシーが後ろからやって来ました。私の少し前で停まり、おばあさんが降りてこられます。買い物か通院かは分かりませんが、交通の便が悪いので、タクシーを利用するしかないのでしょう。

この道は道なりに左へと曲がっていくので、私はそのまま進み、また1つ目の辻で右に曲がります。そして、150メートルほど進んだところで極細の左に入る道があるので、そこを南下しました。

100メートルほど進むと、新川川橋が現れました。橋の手前、北側には、お地蔵さまが祀られています。由来は分かりません。

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※新川川橋北側のお地蔵さま

時刻はすでに12時1分でした。

新川川橋を渡ります。

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※新川川橋

お地蔵さまの付近から、遍路道に合流しています。遍路道は少し遠回りで、甲殿川の支流にかかる橋を、かなり北側で渡らないといけません。

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※新川川橋から下流を望む

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※新川川橋から上流を望む

橋を渡って県道279号線に突き当たったら、右に曲がります。ちょうど水門のようなものがある場所で、種間寺への案内標識もあります。写真を撮っていませんでしたが、案内標識では残り2kmとなっていました。

後はひたすらこの県道279号線を進むだけです。最初は車線のないのどかな道ですが、竃神社付近で2車線になります。

12時24分、種間寺らしき建物が見えてきました。

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※種間寺らしき建物

さらに歩くこと約5分、12時29分に種間寺に到着です。

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※種間寺駐車場入口

右側が駐車場になっていて、ある程度の台数が停められます。また、写真右側の建物がトイレで、そこそこキレイです。

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※種間寺入口

種間寺山門はありません。33番雪蹊寺と平地のお寺がつづき、歩き遍路にとってはありがたいです。

中に入ると、何と結構な人数の参拝者がいらっしゃいます。平日の真昼間に何で?と思いますが、まあ仕方がありません。その中に、雪蹊寺でお話したおじいさんもいらっしゃいました。

納経所の付近にベンチがあったので、そこで準備を整えます。ありがたいことに、私が準備をしている間に、ほとんどの人は参拝を済ませて納経所の方へ行かれていました。どうやらゆっくりと納経できそうです。

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※観音堂

もともとは鐘楼だったのではないかと思われる、観音堂があります。このお寺は安産のお寺として知られているそうです。境内案内図や見所については、四国遍路聖地巡礼のホームページ*2をご覧ください。

まずは本堂納経をしました。本堂境内の一番奥にあります。

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※本堂

つづいて、大師堂へ行きました。

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※大師堂

納経を済ませ、納経所へ行きます。もう人は並んでいませんでした。納経所では、おばさんが書いてくださいました。ただ、急いでいるのか雑な印象を受けました。灼熱地獄を苦労して歩いてきた遍路なのですから、丁寧に書いて欲しかったですね。

これで参拝は終了です。次は、10kmほどの距離のある清瀧寺になります。

34番札所種間寺から35番札所清瀧寺まで

34番札所種間寺を12時55分ごろに出発して、35番札所清瀧寺に到着したのは15時42分でした。2時間47分ほどかかっていますが、昼食を食べていたことを考えると意外といいペースで歩いています。後半は結構道がややこしく、かなりGoogleマップを参照しないといけなかったことを考えると、速かったのではないでしょうか。

種間寺から県道279号線に戻ります。前半はひたすら県道279号線を西に行くだけです。

お寺を出てすぐのところに、庭にいろいろなオブジェがある家がありました。かなりシュールな感じです。すでに12時57分でした。

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※にぎやかな庭

ここから30分以上県道を進みます。すると、久しぶりの信号がありました。時刻は13時31分です。

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※案内標識のある交差点

清瀧寺は直進のようです。左に行けばトイレがあるようですが、私はそちらに行かず、直進しました。

ここから250メートルほど進むと、道が二又に分かれています。遍路道の案内標識はどちらとも言えないのですが、私は右に進みました。

右を進んでいくと、またまた野中兼山の史跡を発見しました。13時36分です。

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※涼月橋

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※涼月橋説明板と遍路道道標

この辺の川や町も野中兼山が整備したそうです。ただ、橋はもともとは木造だったということで、現在の石造の橋は明治30(1897)年ごろの建設だそうです。

ちょっと記憶が定かではないのですが、どうやら私は橋を渡り、新しい県道279号甲殿弘岡上線に出たようです。県道を進むと、左の堤防の上に新川大師堂がありました。

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※新川大師堂

私は堤防には上がらず、そのまま県道279号線を直進します。550メートルほど進むと、国道56号線の高架下をくぐることになります。

ここでは国道56号線に上がり、仁淀川を渡る必要があるのですが、どこから上がったらいいのかよく分かりません。Googleマップだと、西側からゑびす釣具店の周りをぐるっと回って上がっていかなければいけないようでした。

しかし幸い、西側に出ると左側に直接堤防に上がっていける階段がありました。遠回りしなくて済み、助かりました。こういう少しずつのショートカットが歩き遍路にはありがたいのです。

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※堤防から仁淀川方面を望む

堤防に登っても、仁淀川は直接は見えません。森にはばまれています。上の写真で13時47分でした。

仁淀川にかかる新仁淀川大橋を渡ります。意外と高くありませんが、十分怖いです。

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※新仁淀川大橋から上流を望む

渡り切ると、工事をやっていました。しかし私はその手前で堤防の上を右に曲がります。清瀧寺への案内標識もあります。

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※堤防から見たおみろく様

愛媛県で半日一緒に歩いたKさんは、この堤防の上を炎天下歩いてきつかったとおっしゃっていました。それは後日知ることになるので、この日は前情報なくただ歩くだけです。私も暑いなあと思いながら、この堤防を歩いていたのですが、Googleマップで国道56号線沿いにうどん屋さんを発見しました。黒潮うどんというお店です。そこで、堤防を降りて黒潮うどんを目指すことにしました。

下の道に降りると、一人のおじさんが話しかけてくれました。少し訛りがあって分かりにくかったのですが、どうやら堤防の下のおみろく様で水を汲んだらいいよ、休んだらいいよ、ということをおっしゃってくださったようでした。ありがたい申し出でしたが、一歩でも戻るのが面倒な私は丁重にお礼を言って、「急いでいますので」ということで先へ進むことにしました。笑顔がとてもチャーミングな男性でした。

それにしても、おみろく様というのはこの地域に根差していて、守り神のような存在になっているんですね。驚きました。

Kさんは高知県の人はお遍路に冷たく、イヤな思いをしたとおっしゃってましたが、私は幸いなことに、出会う方皆さんいい方ばかりでした。

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※黒潮うどん

珍しくお店の写真を撮っていました。時刻は14時6分、遅い昼食になりました。

冷たい肉ぶっかけうどん(中)620円、梅おにぎり120円、ちくわ磯辺揚80円で合計820円です。結構食べてますね。そしてやはり、冷たいものが食べたくなるのです。

お店の中はさすがに空いてましたが、この時間でも食事されている方がちらほらいらっしゃいます。テレビではオリンピック中継をやっています。この時期はどこへ行ってもこれでした。

いやあ、涼しい店内でお昼をいただき、生き返りました。残り何kmあるか分かりませんが、頑張れそうです。

というわけで30分ほど滞在して、出発です。黒潮うどんを出てからなぜか1本北側の道、堤防の下の道へと戻っています。遍路道に戻ろうとしたようです。その道を少し進むと、堤防上に常夜灯らしきものがありました。ここで14時42分です。

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※堤防の上の常夜灯

遍路道はここを直進で良さそうです。ここから400メートルほど進んで、国道56号線に戻ってきました。

この地点ではちょっと案内標識が見つけられず、そのまま国道を横断して西に進むことにしました。横断してから、600メートルほど西へ進みます。

白石屋旅館の看板からすぐのところに、交差点があります。そこに清瀧寺への案内標識がありました。案内標識に従いこの交差点を右折し、北へ向かいます。

170メートルほど進むと、四国の道の案内標識がありました。清瀧寺まで3.0kmとなっています。この標識のところを左折、西に進みます。

この後私は右に曲がるところを見落としてしまったようなのですが、正しくは三島神社一の鳥居を過ぎ、三島神社を左手に見ながら北上していくのが遍路道のようです。

私はそのまま直進してしまい、遍路道を外れたようです。この道はずっと用水路沿いで、子どもがザリガニか何かを取っていました。用水路に降りてからなかなか上がれなさそうだったので、「大丈夫かい?」と声をかけましたが、無視されます。知らない人に声をかけられても、無視しなさいと言われているのでしょう。物騒な世の中ですからね。

そのまま進むと、国道56号線にぶち当たりました。四国は交差点の名前がついていないところが多いので、どこ、ということをお伝えしにくいのですが、南西側にサンプラザ 土佐ショッピング店の駐車場がある交差点です。

信号を渡り、真っ直ぐ北へ向かいます。ここからですと、実質的に一本道になります。土佐ICへとつながる道の高架下をくぐります。

左右に田畑が広がるのどかな道を、ひたすら北上しました。何となく憶えていたのですが、どうやら清瀧寺が見えてきたようです。ここで15時16分です。

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※山腹に見える清瀧寺

分かりますでしょうか。上の写真のちょうど真ん中に、緑の中に少しグレーの建物が見えるかと思います。あれが清瀧寺の建物だったはずです。つまり、あそこまで登らないといけないわけです。
少し大きな交差点を越え、さらに進むと今度は高知自動車道の高架下をくぐります。この辺は昨年車で来た時にも通った記憶がありました。清瀧寺まではもうすぐです。

高架下をくぐると道が急に細くなります。この辺りでプリウスに抜かされてしまいました。

200メートルほど進むと道が二又に分かれていました。左が清瀧寺へとつづく山道です。ここから登りになります。ここで15時29分でした。

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※清瀧寺への山道入口

登り始めると、すぐに石柱がありました。

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※清瀧寺石柱

この辺の車道を登っていると、何台かの車に抜かされてしまいました。こんなに何台もお寺に行くのか?と思い、ちょっと戸惑います。人が多いのはあまり好きではないので、ちょっとイヤな気持ちになりました。

この後少し登ってから、車道と別れて完全な山道に入ります。

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※車道と山道の分岐点

山道とは言うものの、舗装もされていますし、歩きやすいです。下の写真で15時37分です。

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※清瀧寺への山道

さらに登ること5分、15時42分、清瀧寺山門に到着です。

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※山門

この仁王門の天井には龍の絵が描かれており、どこから見ても目が合うとされています。

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※龍の天井絵

山門の後ろには石段があります。

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※山門からの石段

そこそこある石段を登り切ると、伽藍の中心部に到着です。

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※伽藍の中心部

このお寺は境内が駐車場になっているのですが、驚いたことに10台前後の車が停まっており、また大勢の人が外で騒いでいます。これ皆遍路なのか?と怪しみながらも、テントの下のベンチで準備を整えました。

左の薬師如来像は高さが12メートルもあり、地下の胎内めぐりができますが、この日は封鎖されていました。コロナ禍で休止しているのでしょうか。昨年私が回ったときには、中に入ることができたのですが。

境内案内図や見所については、四国遍路聖地巡礼のホームページ*3をご覧ください。

準備をしながら様子をうかがっていると、どうやら大勢の皆さんは商工会議所か何かの集まりのようです。皆さん本堂の中に上がり、回廊を通って大師堂の中に入っていかれました。何かご祈祷のようなものが行われるようです。ただ、先に抜かしていったプリウスだけはお遍路のようで、老夫婦がお帰りになるところでした。

まあ商工会議所の集まりなど、私には直接関わりがありません。それをよそに、本堂納経をします。

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※本堂

本堂では声を出して納経できたのですが、大師堂ではすでにご祈祷が始まっており、ちょっと声が出せない状況でした。ついでに言うと、写真も撮れませんでした。

納経所はお坊さまだったように思います。ちょっと記憶が定かではありませんが……。

またテントの下で荷物の整理をしました。ちなみにこのテントに下には、ネコが寝転んでいます。私が着いたときからずっとです。人がベンチに座ってもまったく逃げることなく、動じることもありませんでした。馴れているのでしょう。

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※清瀧寺境内のネコ

ネコがいるということは、このテントの下は境内でも一番涼しい場所なんだと思います。

ちなみにこの後、おじいさんと幼稚園児くらいの孫娘の2人連れが来られたので、ネコがいることを教えてあげました。女の子は喜んでいましたが、ネコはうれしくなかったでしょう。

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※境内からの眺め

境内からは土佐市内が一望できます。そして、下から見えていたのはおそらく本坊だと思います。

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※本坊と納経所(右)

さあ、これでこの日の参拝は終了です。後はバス停を探してバスに乗り、ホテルに帰るだけです。

35番札所清瀧寺から「高岡高校通」バス停まで

35番札所清瀧寺を16時20分ごろに出発し、「高岡高校通」バス停に到着したのは16時58分でした。ほとんどGoogleマップと同じ速さですね。

トイレを済ませ、16時20分ごろ出発です。行きは山道を通りましたが、帰りは車道を降りていくことにしました。

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※車道

車道は車1台がかろうじて通れる広さです。そんなに距離はないのですが、離合は困難ですので車遍路の難所の一つと言えるでしょう。

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※見晴らしのいい車道

ここを通っているときに、下から登ってきた香川ナンバーの車とすれ違いました。「まだまだですか?」と聞かれたので、「もうすぐですよ」と答えておきました。実際、車ならば1分もかからないでしょう。

下に降りて来た道を戻っていきます。「高岡高校通」バス停は、国道56号線にほぼ面したところにあるはずです。

高知自動車道の高架下を過ぎると、何ともう香川ナンバーの車が戻ってきました。ちゃんとお参りしたのでしょうか。早すぎですよね。まあ車と人間ではスピードが全然違うからでしょう。

どんどん来た道を戻り、国道56号線に出ます。南西方面に目を遣りますと、バスの姿がありました。そちらの方向に150メートルほど進みますと、バス停がありました。国道56号線と県道39号土佐伊野線の交差点を、少し中に入ったところです。

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※「高岡高校通」バス停

16時58分、「高岡高校通」バス停に到着しました。

ダイヤを確認します。残念、16時54分のバスが行ったところでした。おそらく先程見えたバスでしょう。次は17時24分です。事前に調べていたバスよりも、4本早いバスです。

バス停にはベンチがあったので、座って待つことにします。後からおじさんと若者がやって来ました。

歩きを終えて

待つこと30分弱、やがてやって来たバスに乗り込みます。40分ほどのバス旅でした。「県庁前」というバス停の手前の交差点で、ちょうど北側に広い道が抜けているのですが、そこから高知城天守閣が見えました。たまたま見つけたので、この日は写真に撮ることができませんでした。

18時過ぎ、「堺町」のバス停に到着です。ここで本来ならば西側に進むべきところを、誤って東側に進んでしまいました。結果としてホテルまでちょっと遠回りすることになりました。

さて、ホテルに帰ってからちょっと考えます。何かというと、実は靴と折りたためるリュックサックが早くも限界寸前になっていたのです。

靴は底がかなり薄くなっており、釘や石などちょっと尖ったものを踏んでしまえば、簡単に貫通する状態になってしまっています。また、折りたためるリュックサックは所詮は簡易なものなので、肩ひものところが千切れそうになりつつありました。

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※靴の裏部分 爪先から土踏まずまでの間が大きく擦り減っている

まだまだ旅は前半も終わっていません。札所の数では8分の3、地図上の概観では距離的にも3分の1が終わったかどうか、というところです。どう考えても靴もリュックもこの先持たないことは明白でした。

また、この高知市を離れてしまうと高知県内で都会と言える町はありません(ごめんなさい)。この先の町で、適当なリュックや靴が購入できるかどうかも不安でした。

そこで、この日、高知市にいる間にこれらを調達してしまうのが賢明である、という結論に到達しました。疲れてはいましたが、背に腹は代えられません。

靴もリュックも品揃えが豊富なお店が近くにあるかGoogleマップで探します。やはりここはイオンモールに行くのが無難なようです。

イオンモール高知は、「高知駅」から北に800メートルほどのところにあります。ホテルは「高知駅」の南側ですが、歩いても30分ほどで行けるでしょう。

ただ、すでに30km近く歩いている状態です。1歩でも余計に歩きたくないので、贅沢ですがタクシーを使わせていただくことにしました。フロントのお姉さんにタクシーを呼んでもらうようにお願いします。5分ほどで来る、ということでした。

やって来たのは土佐ハイヤーです。JR土讃線をまたいでいかなければならないので、少しややこしい道を通ります。土地勘がないので、道が合っているのかどうかも分かりません。19時30分、イオンモール高知に到着しました。タクシー代は1060円でした。

まずはイオンスタイルの方へと向かいます。イオンでは、専門店でなくても、靴やリュックもいいものが置いてある場合が多いです。

イオンスタイルの1階は普通、スーパーになっています。ついでにお線香も購入しました。380円です。私はイオンのヘビーユーザーで、株主でもあります。株主は年間購入費の3パーセントが現金で返ってくるのですが、2021年の分は何と約4500円が返ってきました。ということは、年間で150万円をイオンで使用しているということ?!になるようです。

靴売り場は2階です。店員さんにSKECHERSがあるかどうか聞きます。ここまで履いてきたのはSKECHERS  MAX CUSHIONING ELITEですので、もしそれがあるならそれを買おうと思ったからです。しかし、残念ながらSKECHERSは品揃えが少なく、買えそうなものがありませんでした。

そこで、先にリュックサックの方へと行きます。これはいいものがありました! コールマンというメーカーの、おそらくウォーカー25(ヘリンボーン)という商品だと思います。価格は6,480円です。実はここまで使っていたウェストバッグもコールマンのものだったので、ちょうどいいですね。色もおそろいになります。購入したリュックを調べるために改めてコールマンのホームぺージを調べたのですが、どうやらウェストバッグはウォーカーウェスト5(ヘリンボーン)という商品のようです。

ちなみにイオンスタイルの店員さんが接客は初めてなのかな?というぐらい緊張しておられました。私は別にコワモテというわけでもないのですが……。

ここで購入したリュックは、旅の終了まで無事にお供をしてくれました。

さて、靴です。1階に戻り、スポーツオーソリティ高知店に行くことにしました。ここは隣のユニクロ イオンモール高知店(※靴下も新調しました)よりも大きいフロアを占めていて、品揃えも豊富でした。スポーツシューズも充実しています。とりあえず店員のお姉さんにSKECHERSがあるかどうか聞きます。しかし残念ながら、ここもいいSKECHERSはなかったですね。もともとの靴を購入したのはイオンモール四条畷なんですが、SKECHERSの専門店があるからなんですね。ちなみに私はビジネスシューズもSKECHERSのものを履いています。クッション性が高いのがいいんですよね。

しかしここの店員のお嬢さんはかなり丁寧に対応してくださいました。店員のお嬢さんはいかにもスポーツをされていたという感じの方で、かなり靴に対する造詣が深かったです。

私の求める靴は、軽くて、クッション性が高く、通気性があって、滑りにくく、横幅のあるもの、という難しい注文だったのですが、いろいろな靴を提案してくださり、何足もの試着にも付き合ってくださいました。おそらく30分以上時間がかかっていたと思います。どうもありがとうございました。

というわけで、吟味に吟味を重ねた結果購入したのは……。

ASICSGT-2000 9 EXTRA-WIDE、14800円です!

私の挙げた条件のすべてを満たしてくれたのがこの商品です。ただ、SKECHERS  MAX CUSHIONING ELITEと比べると軽さ、クッション性は負けているように思いましたが、その分丈夫だったようです。この靴も旅の最後まで活躍してくれました。

この時点でおそらく20時半を過ぎていたと思います。ようやくやるべきことが終わったので、安心して食事をとろうと思いました。ところが、レストラン街に行ったのですがほとんどのお店がラストオーダーを過ぎています。唯一OKだったのがカプリチョーザ イオン高知店でした。結構お店は混んでいましたが、何とか入ることができました。私が入った後も、出入りがあって結構流行っていたように思います。

1名セット1860円という悲しいメニューを頼みます。菜園サラダとパスタ1品がついています。パスタはカルボナーラにしました。別途、パン200円も頼みました。買い物が無事に済んだので、食も進みます。

食事を終わると21時ごろになっていました。翌日のこともあるので、急いでホテルに帰ることにします。ところが、専門店街などはすでに閉店時間となっており、出口も多くが閉鎖されていました。何とか来たときのタクシー乗り場にたどり着くことができましたが、タクシーは1台も停まっていません。

行きの運転手さんにもらった名刺の番号にかけます。というわけで、帰りも土佐ハイヤーに乗せてもらいました。なぜか帰りの方が値段は安く、900円でした。

こうして無事にホテルに帰ったときには、21時半を大きく回っていました。

急いで洗濯を済ませます。また、翌日は須崎市営の巡航船に乗るつもりだったので、その行程を確認します。予習を済ませ、23時までには就寝しました。

歩き遍路振り返りデータ

歩き遍路のためにデータを振り返っておきます。なお、飲食費はここでは振り返りません。人によって飲食費は変わると思いますので。私は1日に500mlのペットボトルを6~8本くらい飲んでいましたので、飲み物代だけでも1日に1,000円以上は軽く超えていました。

札所情報

札所:4か寺

納経代:1,200円

大師納経代:1,200円

宿情報

天然温泉 紺碧の湯 ドーミーイン高知

禁煙ウィークリーシングルルーム(※連泊割)

宿泊費:8,541円

室内に冷蔵庫・シャワー・トイレあり

WiFiあり

大浴場あり。温泉

洗濯機・乾燥機あり(7台。うち3台は女性専用)

洗濯機無料。乾燥機300円(20分100円)

アクセス:バス停から約2分

コンビニ:1階に併設

フロントの対応は普通。設備は整っているが、料金はやや高めか

バス情報

行き:とさでん交通バス 「はりまや橋」~「緑ヶ丘三丁目」 400円

帰り:とさでん交通バス 「高岡高校通」~「堺町」 880円

渡船情報

県営渡船 種崎渡船場~長浜渡船場(梶ヶ浦渡船場) 無料

距離と歩数

ASUS VivoWatch BP(HC-A04)

カロリー:4,450kcal

距離  :32.3km

歩数  :46,733歩

スマホアプリ

歩数  :47,962歩

 

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最終更新:2021.11.14